どこに置くかよりどこに置かないかが参考になった。「片づけの解剖図鑑」読んだ。
よみものとしてめっちゃおもしろかった「住まいの解剖図鑑」の続編みたいなテイで売られてたのをかって放置していたのを読んだ。
いや続編にはちがいないんだけど、作者が違うのでテイと。でもおもしろさはあった。
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一番最初の話題の「物の一時停止場所としての収納」が興味深かった
人の導線にあって、ちょっとものを置いておきたい、ってのが生じる場所がある。
代表格が玄関で、持っているものを一時的に置く場所を確保するのがいいという。かなりなるほど感があった。
俺の場合それが積み重なって玄関がダンボールの山になってるんだけど、そういう場所をちゃんと設定しておけば、ものが増えてくれば移動するし、ダンボールもたまれば捨てられる。
ただ積みかさねていくだけだと際限がないので、ついつい溜めつづけ、部屋のI/Oに重大な影響が出ていた。
最初の章を読んだ直後に早速玄関の物品を片付け、一時スペースと中期的に滞留するスペースをつくった。これでなんとかなればいい。
だが片付けられるようになる本ではない
前書きでも著者が書いてるけど、具体的な整頓方法などは書いてなくて、ほとんど「住まい」を設計するにあたってこういうことを考えると収納しやすい==住みやすいですよみたいな話です。
知識としてはおもしろいけど、密度はちょっと低くて、すぐに読みおわる。
しかし著者の設計に対する考え方は、顧客の希望の向こう側にある、実際にはどう使われるか、その生活に各種ストレスが生じないか、に焦点をおいた正しい顧客第一主義であり好感度が高い。