飲酒中メモ
有名な大事故、つまり有名な失敗に関する本を読んでいると、けっこう知ってる大事故が出てくる。
人間の注意力が削られる状況で起こった事故として紹介されていた事案が、欠乏の行動経済学でも紹介されていたりする。事故、失敗が結局は人間から起こるという事実がある。実際に業務を行う人間の動きを視界から外して失敗を語ることはできない。
失敗させないための実装というのは大切。失敗は人間が起こすのだけれども、人間を失敗させやすい実装というのは世の中に溢れている。失敗させやすい実装があるという事実がわかっていれば、失敗させないための実装もまたあるということがわかる。
人間の認知が惑いやすいという事実を認識して、その惑いやすい認知をいかに正確に導くかを念頭においてデザインすることにより、環境によって簡単に上下する人間の能力に依存しない真にすぐれた実装が行える。