キラー・クエスチョン(HPの人が書いた方)読んだ。
書いてる人の視野の広さが720度ぐらいあってアンテナの高さがめちゃ高いってことを差しひいて読まないとだめっぽさがある。
キラー・クエスチョン 常識の壁を超え、イノベーションを生み出す質問のシステム
- 作者: フィル・マッキニー,小坂恵理
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2013/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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イノベーションを起こすというよりか、起こったものがイノベーションとなれる
FIREというメソッドが紹介されていて、手順としては
これでようやくプロダクトが誕生し、その中でも(そうは書いてなかった気がするけど)成功したものをイノベーションと読んでる感じがする。
限定、調査 → アイデア出し
出発点として興味の限定が結構なキモっぽい。興味の限定により思考に深さが出て、逆に発想が広がる。確かに縛りプレイ中に出てくる何かは異端であることが多い。
徹底的な調査の重要性は「アイデアのつくり方」という名著でも熱弁されていた。
集まった材料を少し繋ぎかえて価値を出せないか探っていく。そこにはかならず「誰に」リーチするか、しうるかという視点がある。
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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選定、実行
「一定の価値感」とは個人の好き嫌いではなくて、顧客にとっての価値はどうか、市場を変えるかとかそういうやつで、いくつかある「キラークエスチョン」セットの一つ。
ここらへんは組織依存の部分が多そう。
選定においては出された多数のアイデアから一つだけを選ぶ、ということはせず、そこそこ妥当性のあるアイデアを複数選び出す。
そこから更なる調査でふるいをかけ、さらにいくつかを実際に製作、いけるとなれば本稼働となる。この段階的な実行はゲートファンディングというシステムで、リスクを抑える働きがある。
組織人としてやっていくための助言が多く含まれている
「このような人がイノベーションを邪魔する、まったくしょーもない人間たちだよな」という慰めではなく、同じ組織の人間としてやっていくためのとても実務的な人間関係のすすめかたなども書いてある。
とにかくいろいろなことに興味を持つ人だった
ここらへんは個人の資質なんだろうけど、とにかく好奇心と実行力がある。
あと割と温和な外見をしてて(食堂での逸話で)「わたしは話しかけられやすいんだ」みたいなことを書いていたけど、そんな感じがした。でも結局は積みかさねた態度の結果でもあるんだろうな。
とにかくいろいろ傾聴して見逃さないようにしなさいとのこと。そうしたい。