説得とヤル気の科学読んだ。
おもに自分のヤル気をどうにかしたかった。
説得とヤル気の科学 ―最新心理学研究が解き明かす「その気にさせる」メカニズム
- 作者: Susan Weinschenk,武舎広幸,武舎るみ
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2014/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Susan Weinschenk (スーザン・ワインチェンク)——心理学博士(行動心理学専攻)。心理学と神経科学の最先端研究をビジネスシーンに応用する方法を研究している。ワインチェンク研究所創設者兼所長。大企業、大学や政府機関、NPO のコンサルタントを務める。神経科学の最先端研究に精通し、 脳 ( ブレイン ) に関する知識をビジネスシーンや日常生活に応用していることから、クライアントの間では「ブレインレディー」と呼ばれている。米国の心理学専門誌“ Psychology Today ”の電子版で「Brain Wise: Work better, work smarter」と題する連載をもつ。また自身のサイトでもブログ( http://www.theteamw.com/blog )を執筆中。 高校卒業後バージニア工科大学に入学。その後、ノースイースタン大学の心理学部で学士号、ペンシルベニア州立大学で修士号と博士号を取得。
習慣をあらためるには上書きが効く
1作業を終えるごとにtwitterを見てしまって脳みそが旅立ってしまう癖があったんだけど、そんなときって脳のブドウ糖補給のタイミングなので何もしないほうが良さそうということがわかった。
というわけで40kgぐらいの軽めのグリッパーを買って、その間隙に握るようにしたら必要以上に作業から離れず、スッと戻れるようになった。
あと眠くならない副作用もあった。良い。
新しい習慣をはじめるには他の行為にフックすると良い
とくにはじめたい習慣はなかったんだけど、フックするとすんなりと定着するというんで、軽めのダンベルをセットしておいてトイレに立つたびに1セットやるようにした。
習慣づいてるのかどうかはわからないけど、とりあえず立つたびとかトイレのたびとかにはできてるので、いけてると思う。
魅力と態度は大事
他者に対する話としては、外見的魅力が全方向でプラス補正ある話はみもふたもなくてよかった。
態度に関しては、その態度どおりの人物だと見られるというのはそうだとしても、とった態度によって自分もその気になってくるというのがおもしろい話だった。
とにかく会って話す
肉声とか表情のか身振り手振りの効果はとりあえず大きいらしいので、大切な話はそうしましょうという感じ。前項も合わせて。
ネットでみる限りただのうさんくさい人間なのに、なんで?みたいな人は過剰な情熱とか声質とかいろいろなものがあるんだろうなーとふんわり考えた。
プライム効果
直前に見聞きしたことが(全く関係のない事柄でも)判断を左右するのだとか?
それは別にどうでもいいんだけど、そんな無意識レベルで影響があるんだったら毎日読んでるtwitterとかさぞかし影響おおきいんだろうな~と思ったので、とりあえず不快な言葉とか話題に対して入念にフィルタおよびミュートなどした。
心が少し平和になった気がする。
おもしろかった
ライフハック系のエントリではかじった程度の知識で適当に書かれてるような話題を、バックグラウンドある人が箇条書きでちゃんとまとめて書いてるって感じの本だった。
「第4章 物語の力」「第7章 熟達願望」あたりは自己改善に、「第5章 アメとムチ」「第6章 本能」「第8章 心の錯覚」あたりはコンテンツ作成時の判断に使えそうであった。
「第2章 帰属意識」を読んだあとに、ひどい新人研修の話をよんで渋い顔になったのはまた別の話。